2025年もあと少しとなりました。今年買って良かったものを紹介しようと思います。
万年筆PILOT(パイロット) COCOON(コクーン)ブラックF
なんとなく衝動買いした万年筆が実は今年のベストバイでした。
スペック
| 色 | ボルドー / ブルー / メタリックグレー / シルバー / チタン / ブラック / ホワイト |
| ペン種 | 特殊 F / 特殊 M |
| 方式 | 落込み嵌合式/キャップ式 |
| 材質 | 軸・キャップ:黄銅 塗装 中間胴:樹脂 塗装 |
| コンバーター | CON-40 |
| 重量 | 24g |
1.購入のきっかけ
子供がシャープペンシルにハマり始め、メカニカルなものから木軸のものまで、少しずつコレクションするようになりました。
そんなある日、「名古屋・大須にある万年筆専門店ペンランドカフェに、工房 楔のシャーペンが置いてあるらしい!」と聞きつけ、どうしても行きたいとねだられたため、一緒に足を運ぶことに。
当然ながら「万年筆専門店」というだけあって、店内には万年筆がずらり。
万年筆に詳しくない私の目から見ても、「これはカッコいいな」と思うものがたくさん並んでいましたが、この時はぐっと我慢しました。
結局その日は、お目当てだった工房 楔のシャーペンに加え、せっかくペンランドカフェに来たということで子供用の万年筆入門機としてLIGHTIVE(ライティブ)を購入。
自分用の万年筆は見送る形で、その場を後にしました。

それから少し時間が経ち、自分自身も「せっかくなら、少し良い文房具を使ってみたい」と思うようになりました。数千円クラスのシャーペンやボールペンを買って使うようになったものの、万年筆の存在が心のどこかに引っかかったまま。
そんな中、文房具店でふと目に留まったのが、PILOTの「COCOON」でした。
シンプルで洗練されたデザインに惹かれ、気がつけば衝動的に購入してしまった、というのが今回のきっかけです。
2.レビュー
”ものごとのはじまり”の象徴でもある「繭」のように、美しい曲線で構成されたフォルム。”手にしたときから、すべてがはじまる”、そんな思いが込められています。(パイロット公式H.Pより)
その言葉どおり、COCOONの外観は全体的に曲線が美しく、絶妙なバランスでまとめられていると感じます。デザイン面は素直に「GOOD」です。
一方で質感については、胴軸、キャップのメタル感は良いのですが、首軸のプラスチック感がやや強く、少しだけ安っぽさを感じる部分もありました。とはいえ、価格帯を考えれば許容範囲とも言えます。

書き心地に関しては、他の万年筆との比較経験がないため、「硬い」「柔らかい」といった評価はできません。ただ、筆圧をほとんど意識せずにスラスラと書ける感覚はとても気持ち良く、万年筆の魅力をしっかり感じられました。
3.まとめ
万年筆といえば、インク管理が面倒、交換時に手が汚れる、といったマイナスイメージを持っていてあまり使いたいとは思っていませんでした。しかし実際に使ってみると、その“面倒さ”すら心地よく感じられます。
便利なカートリッジよりも、多彩なインクを選べる楽しさに惹かれている自分がいました。
手を汚さずにインク交換ができたら、それはそれでスマートでカッコいいかもしれない——そんなことを考えながら使う時間も含めて、万年筆ならではの楽しさだと思います。
こうなると、やはりもう一本欲しくなるのが人情です。
「本数を増やして本当に使い分けられるのか?」という疑問もありますが、インクの色を変えれば実用面で困ることはありません。
最近は文字を書く機会自体が減っていましたが、これをきっかけに、改めて“きれいな文字を書く”ことにも向き合ってみようと思います。
道具が変わることで、日常の小さな楽しみが増える──そんな感覚を久しぶりに味わっています。



